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生活シーンにあった日焼け止めの選び方!SPFとPAの意外な事実

生活シーンにあった日焼け止めの選び方!SPFとPAの意外な事実

日焼け止めを選ぶ際、まず注目されがちなのがSPFやPAの数値です。多くの方は、これらの数値が高いほど効果的だと考え、一番高いものを選びがちですが、SPFやPAの意味をきちんと理解し、自分の生活シーンに合わせて選ぶことが大切です。

この機会に、SPFやPAの正しい知識を身につけ、今後の日焼け止め選びに役立ててください。適切な選択をすることで、効果的に紫外線対策を行い、大切な肌を光老化から守ることができます。

SPFとPAってなに?

SPFとPAってなに?

SPF | 主にシミやそばかすの原因となるUVBを防ぐ指標

「SPF」とは、Sun Protection Factorの略で、肌に赤みや炎症を引き起こしやすいUVB(紫外線B波)を防ぐ効果を示す数値です。UVB波は肌の表面にダメージを与え、赤みやヒリヒリ感を引き起こすだけでなく、その後のメラニン生成を促進します。このメラニンがシミやそばかすの原因となります。

SPFの数値は、「何も塗らない場合」と比べてUVBによる炎症をどのくらいの時間防げるかの目安を示しています。一般的に紫外線を浴びてから20分程度で日焼けすると言われているため、この20分を1単位とすると防御効果は以下のようになります。

  • SPF1:何も塗らないときと同じ速さで炎症が発生する。
  • SPF15:「20分 × 15 = 300分 = 5時間」防げる。
  • SPF35:「20分 × 35 = 700分 = 11時間40分」防げる。
  • SPF50:「20分 × 50 = 1000分 = 16時間40分」防げる。
  • SPF50+:SPF50を超える抑制効果が期待されます。

※あくまで理論値であり、実際の効果を保証するものではありません。

PA | 主にシワやたるみの原因となるUVAを防ぐ指標

「PA」とは、Protection Grade of UVAの略で、肌の奥深くである真皮層にまで到達するUVA(紫外線A波)を防ぐ効果を表す指標です。UVA波は波長が長く、コラーゲンやエラスチンを破壊してシワやたるみを引き起こします。また、長期間にわたって目に見えないダメージを蓄積させ、色素沈着や肌のくすみの原因にもなります。
PAの防御効果は、以下のような「+(プラス)」の記号で表されます。

  • PA+:効果がある(UVAを一定程度防ぐ効果)
  • PA++:効果がかなりある(日常生活での紫外線対策に適している)
  • PA+++:効果が非常にある(中程度の紫外線に対応、短時間の屋外活動に適している)
  • PA++++:効果が極めて高い(強い紫外線環境での活動に適している。例えば海や山のレジャー)

新たな指標「UV耐水性」

UVケア商品には、SPFとPAに加えて、新たにUV耐水性という指標が加わっており、肌の外部から付着する水分に対する紫外線防止効果の維持(強さ)を示しています。
耐水性能については、★を用いて2段階で表します。

  • UV耐水性★:40分間水に浸かりSPFの値がつかる前の50%以上を維持
  • UV耐水性★★:80分間水に浸かりSPFの値がつかる前の50%以上を維持

シーンごとに必要なUVカット性能

シーンごとに必要なUVカット性能

紫外線の量や強さは、生活シーンによって異なります。通勤や買い物などの日常生活では紫外線量は中程度ですが、長時間の屋外スポーツや海、山でのレジャーでは紫外線が強力になります。

適切なUVカット性能というのは活動シーンに応じてそれぞれ定められており、通勤や買い物などの日常生活では、SPF30 PA++程度で十分な防御効果を得られます。このレベルのUVカット性能は、紫外線の影響が比較的少ない短時間の屋外活動や室内での生活に適しており、肌への負担も軽減されるため、毎日使いやすいのが特徴です。

一方で、アウトドアでの活動や長時間にわたる屋外スポーツ、海や山など紫外線が強力な環境では、SPF50+ PA++++(日本国内での最高値)を選ぶことで、紫外線による肌ダメージを効果的に防ぐことができます。

<生活シーンに合わせた紫外線防止用化粧品の選び方>
生活シーンに合わせた紫外線防止用化粧品の選び方

SPFやPAは高ければいいという訳ではない

SPFやPAは高ければいいという訳ではない

このように紫外線対策は「強い性能を選べば良い」というわけではなく、自分の生活シーンに合わせて、肌への負担や使用感を考慮しながら選ぶことが大切です。SPF50+ PA++++のように非常に高い防御性能を持つ日焼け止めは、長時間塗りっぱなしにすると、肌に負担がかかりやすく、乾燥や肌荒れの原因となることもあります。また、通常のものよりも成分が濃いため、クレンジングや洗顔がしっかり必要になるなど、取り扱いにも注意が必要です。

一方で、SPF30 PA++程度の日焼け止めであれば、日常生活における紫外線による肌へのダメージを最小限にとどめ、肌を守ることができます。強い性能を使用するのは、特別強い日差しの下で活動する日だけにして、日常的には、適切な性能のものを使い続けることが、長期的に肌を守るためには重要なポイントです。

モアナチュレは、日常生活におけるUVケアに最適

モアナチュレは、日常生活におけるUVケアに最適

《モアナチュレ》は、塗った感ゼロで使い心地抜群の保湿美容液でありながら、日常生活に必要十分なSPF35 PA+++を兼ね備えています。そのため、強い日差しの下で長時間活動する日を除いて、日焼け止めなしでスキンケアとUVケアを同時に叶えてしまいます。

さらに、《モアナチュレ》は特許取得の乳化技術を採用しており、UV耐水性★★を実現。汗や水に強く、塗り直しの手間を最低限に抑えることができます。それでも、洗顔のみで簡単にオフできるため、手軽にお使いいただけます。

紫外線について正しく理解し、効果的に対策をすることで、日差しに負けない素肌を保ち、いつまでも若々しい肌を手に入れましょう!