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塗ってる感がないのにしっかり守る!独自の乳化技術で叶える理想のスキンケア

最終更新日:2025年12月19日
塗ってる感がないのにしっかり守る!独自の乳化技術で叶える理想のスキンケア

そもそも乳化ってなに?

水と油

乳化とは、本来は混ざり合わない性質を持つ「水」と「油」を、細かく分散させて均一な状態にする技術のことです。そのままではすぐに分かれてしまう水と油も、乳化によって安定した状態を保つことができます。一般的には、この状態を安定させるために「界面活性剤」が用いられます。

乳化は、ドレッシングやマヨネーズといった食品をはじめ、クリームやローションなどの化粧品にも幅広く使われている、私たちの身近な技術です。

化粧品の乳化にも使われる「界面活性剤」

化粧品においても、乳化は欠かせない技術です。クリームや乳液、美容液、UVケア製品など、多くのアイテムは「水と油を安定して混ぜる」ことで成り立っています。

そのためによく使われるのが界面活性剤です。界面活性剤は、「水になじむ部分(親水基)」と「油になじむ部分(親油基)」の両方を持ち、水と油の境目(界面)に入り込むことで、両者が分離しにくい状態をつくります。

これにより、
・成分を均一に分散できる
・肌にムラなく広がりやすくなる
・製品が分離しにくく、安定した品質を保てる
といったメリットが得られます。

界面活性剤に頼りすぎると起きる課題

一方で、界面活性剤の量や種類によっては、いくつか注意すべき点もあります。
・肌への影響:敏感肌の人の場合、刺激や乾燥を感じることがある
・使用感への影響:処方によっては、べたつきや重さを感じやすくなることがある

もちろん、すべての界面活性剤が悪いわけではありません。化粧品に使用される界面活性剤は、安全性を考慮して選ばれています。ただし、肌質や好みによっては、負担に感じたり、使い心地に違和感を覚える場合があるのも事実です。

新しい乳化技術“三相乳化法”

顕微鏡を見る女性

三相乳化法とは、従来の乳化に欠かせなかった界面活性剤に頼らず、水と油に加えて微細な粉体を用いることで、乳化を安定させる技術です。

水にも油にも完全には溶けないソフトナノ粒子が水と油の界面に吸着し、油滴の表面を覆うことで、水中に均一に分散した状態を保ちます。このとき、粒子と油滴の間には物理的な相互作用が働き、油滴同士が再び集まるのを防ぎます。界面活性剤が界面に配向して乳化を維持するのとは異なり、粒子が物理的に油滴を支える構造を形成するため、分離しにくく安定した状態が続きます。

水相・油相・粉体相の三つの相が同時に存在することから「三相乳化法」と呼ばれ、従来の二相乳化では難しかった安定性と軽やかな使用感の両立を可能にします。

一般的な乳化との違い

乳化法 構成成分 特徴
二相乳化 水 + 油(+界面活性剤) 最も一般的な乳化方式。界面活性剤が水と油の界面に配向して乳化を安定させる。処方によってはベタつきや重さを感じやすい場合がある。
三相乳化 水 + 油 + 微粒子(粉体) 界面活性剤に頼らず、微粒子が油滴表面に吸着して物理的に安定化する。分離しにくく、軽やかで均一に広がりやすい使用感になりやすい。

三相乳化のメリット

テクスチャー

角質層へのなじみがスムーズ

三相乳化では、油分が微細で安定的に分散しているため、肌表面に偏らず、角質層表面に沿って均一になじみやすいのが特長です。塗布後も浮きやベタつきが出にくく、成分が肌全体にムラなく広がります。

べたつきにくく、軽やかなテクスチャー

三相乳化は、界面活性剤に依存しすぎない構造のため、塗布時の重さや膜感が出にくい傾向があります。肌の上ですっと伸び広がり、使用後も軽やかな感触が続きやすいのが特長です。

高い安定性

微粒子が油滴表面を物理的に支える構造により、三相乳化は分離が起こりにくく、状態が安定しやすい乳化方式です。時間の経過や温度変化による影響を受けにくく、均一な状態を保ちやすいとされています。

均一で美しい仕上がり

油分が細かく分散しているため、肌表面にムラなく広がり、なめらかで均一な仕上がりになりやすいのも特長です。ツヤ感や整った肌印象を演出しやすく、見た目の美しさにもつながります。

三相乳化が習慣化しやす理由

健やかな肌の女性

このように三相乳化は“塗った感のなさ”と“扱いやすさ”から、デイリースキンケアに組み込みやすい特徴があります。

使うたびにストレスがない

三相乳化は、微粒子が油滴を物理的に支える構造のため、重さや膜感が出にくく、軽やかな使用感になりやすいのが特長です。塗った直後の不快感が少ないことで、「使うのが面倒」「後回しにしたくなる」といったストレスを感じにくく、毎日のケアに自然と取り入れやすくなります。

ムラなく広がり、肌なじみが早い

油分が微細で安定的に分散しているため、少量でも均一に広がりやすく、塗りムラが起こりにくいのが三相乳化の特長です。肌にのせたあとも油分が一部に残りにくく、角質層表面に沿ってすっとなじむため、ベタつきや浮き感が出にくくなります。その結果、「ちゃんと肌になじんでいるか不安」と感じにくく、使い方に迷うことが少ないため、ケアそのものに自信が持てて継続しやすくなります。

使い心地が安定していて、日々の変化に左右されにくい

三相乳化は分離しにくく、処方の安定性が高いため、毎回ほぼ同じ感触で使える傾向があります。季節や体調による肌状態の変化があっても使用感のブレを感じにくく、「今日はやめておこう」となりにくいことが、習慣化につながります。

そんな三相乳化法を採用しているのがモアナチュレ

モアナチュレ

《モアナチュレ シーボタニカル美容液+UV》はこの三相乳化法を採用し、様々な高機能性を実現しています。

① 角質層になじみやすく、使用感としての“浸透感”を実現

《モアナチュレ》の三相乳化法は、油分を微細かつ安定的に分散させることで、肌表面に偏らず角質層表面に沿って均一に広がります。ベタつきや浮き感が出にくく、塗布後すぐに肌になじむため、「浸透したように感じる」快適な使用感につながります。

② 界面活性剤に頼りすぎない、やさしい処方設計

三相乳化法では、乳化の安定を界面活性剤だけに依存しません。微粒子による物理的な安定構造を活かすことで、界面活性剤の使用量を大幅に抑えることが可能になります。これにより、肌への負担感を感じにくく、毎日使いやすい処方設計を実現しています。

③ 肌表面は「うるさら」、重さを残さない新感覚テクスチャー

水分と油分が均一に分散した三相乳化構造により、しっとり感とうるおいを保ちながらも、表面はさらっと軽い仕上がりに。重ね塗りしてもヨレにくく、日中の不快感を抑えた「うるさら」な肌感触が続きます。

④ 白浮き・きしみを抑えた、ストレスの少ないUVケア

油分やUV成分が安定して分散しているため、塗布時の白浮きやきしみ感が出にくく、ムラなく均一な仕上がりに。しっかり守りながらも、見た目や使い心地に妥協しないUVケアを可能にしています。

⑤ 高SPF・ウォータープルーフなのに、落としやすい

三相乳化によって成分が肌表面に均一に密着するため、高SPF値やウォータープルーフ性能を持ちながらも、過度に落ちにくくなりすぎない設計が可能です。日常使いでは洗顔のみで落とせる手軽さがあります。

このように、従来の日焼け止めのテクスチャーが苦手だった人でも続けやすい処方設計となっており、保湿スキンケアの延長として、年間を通して無理なく紫外線対策が可能になります。

まとめ

  • 乳化とは、本来混ざらない水と油を、細かく分散させて均一で安定した状態にする技術
  • 三相乳化法とは、界面活性剤に頼りすぎない新しい乳化技術
  • 三相乳化は、角質層表面に沿ってなじみやすく、ベタつきやムラのない軽やかな仕上がりを実現
  • 三相乳化は、塗った感が少なく使用感が安定しているため、季節や肌状態に左右されにくく、毎日のケアに無理なく取り入れやすいのが特長
  • 《モアナチュレ》は三相乳化法を採用しているため、角質層になじみやすいうるさらな使い心地と、白浮きやきしみを抑えた高SPF・ウォータープルーフ設計を両立し、洗顔で落とせる手軽なUVケアが可能

日焼け止めの使い心地や続けやすさの違いは、配合成分だけでなく「どう乳化しているか」によっても大きく左右されます。

仕組みを知ることで、なぜストレスなく使い続けられるのか、その理由が見えてきます。紫外線対策を毎日の習慣として取り入れるために自分の肌や生活に合ったUVケアを選ぶことが、これからの肌を守る第一歩になります。