• TOP
  • コラム一覧
  • サーフボードの滑り止めはワックスだけじゃない?SUPサーフィンで見つけた選択肢

サーフボードの滑り止めはワックスだけじゃない?SUPサーフィンで見つけた選択肢

最終更新日:2026年2月16日
サーフボードの滑り止めはワックスだけじゃない?SUPサーフィンで見つけた選択肢

筆者について

筆者画像

もともとはショートボーダーだったが、今はSUPサーフィンがメインになった。
理由はシンプルで、乗れる日数も本数も圧倒的に増えるからだ。

今は、大きな板をぶん回すサーフィンの面白さにすっかりハマっている。
鹿児島や宮崎で台風スウェルを追いかけている。

サーフボードの滑り止めとしてワックス以外を探し始めた理由

サーフボードにワックスを塗っている様子

SUPサーフィンをはじめサーフィンでは、滑り止めといえばワックスが一般的です。私自身もずっとワックスを使ってきました。

ただ正直なところ、面倒に感じることが多くありました。
・ワックスで身の回りが汚れる
・波がいいのに塗る時間が惜しい
・定期的なワックスオフが面倒

SUPやロングボードは、面積が多い分ワックス作業がかなり手間に感じることもあります。こうした小さなストレスから、当たり前だったワックス以外の方法を探し始めました。

デッキパッドという選択肢

最近では、ワックスだけでなくEVA素材のデッキパッドを使う人も増えています。テール部分だけでなく、前足部分やボード全体に貼るスタイルも珍しくありません。

SUPサーフィンでもデッキパッドはよく使われており、安定したグリップを得られるというメリットがあります。

ただ私は、そこに少し違和感がありました。

EVAのデッキパッドは剥がすときが大変で、何よりマイボードのグラフィックを覆ってしまうのが気になっていました。お気に入りのボードほど、見た目はそのままにしておきたい。グリップと見た目を両立できないか、そう思うようになりました。

NativeGripと <ネイティブグリップ> の出会い

そんなときに出会ったのが、立漕屋さんが開発したNativeGripでした。

台風スウェルが入るたびに海で顔を合わせる中で、NativeGripの話を聞き、実際に使うようになりました。そこから販売や改良にも関わるようになり、今ではSUPサーフィンで使いながら実際に検証を続けアップデートを続けています。

ボードの見た目とグリップを両立するために

SUPボードに載っている様子

「グリップ力は欲しい。でもボードの見た目は変えたくない。」

その両立を目指して、すべての類似品はもちろん、素材や表面加工、厚み、硬さ、粘着力など、さまざまな仕様を実際の海で検証してきました。

SUPサーフィンはボードの上に立つ時間が長いため、グリップの安定性と再現性はとても重要です。

小波の日もあれば、風が入りコンディションが荒れる日もあります。沖縄のハードなリーフブレイクでもテストを繰り返しながら、現在の仕様にたどり着いています。

▼宮崎〜沖縄のビーチ・リーフブレイク問わず、もも〜頭オーバー、無風〜強風時まで様々な環境で検証している様子
検証している様子 検証している様子 検証している様子 検証している様子

NativeGrip <ネイティブグリップ> の進化

NativeGrip

NativeGripは最初から現在の形ではありませんでした。
販売当初は、5cm×5mのテープタイプとしてスタートしました。自由にカットして貼れる仕様です。

ただ実際に使ってみると、
・カットの手間
・貼り付け時のロス
こだわるほど高くなる施工のハードル
といった課題が見えてきました。

そこで誕生したのが、6角形タイプのNativeGrip6です。貼りやすさと無駄の少なさを両立できる形状に進化しました。

より良い製品を目指し今もなお細部まで続けているシートの改良

NativeGrip

NativeGrip6では、形状だけでなくシート自体や裁断などの細かい部分も改良しています。
・シートの凸凹の形状を微調整
・シートの凸凹の高さを微調整
・シートの透明度向上
・角を丸く裁断
・裁断部の面取り加工
これにより、ボードのグラフィックがより鮮明に見えるようになりました。それでもグリップ力は変わりません。

さらに公表していない部分も含め、シート素材や剥離紙の改良を実際の環境で繰り返しています。

このような素材や細かい凸凹の深さや広さの調整を実際のサーフィンの環境で積み重ねている製品は私たちのNativeGripだけではないかと自負しています。もしそれが存在するなら、製品の開発や改良はしていなかったかもしれません。

サーフィンでの使用感と肌あたりについて

NativeGripを貼っているSUPボード

よくいただく声として、
・こすれて痛い
・滑る気がする
というものがあります。

グリップ力を高めるほど摩擦は強くなります。ただSUPの場合は、比較的硬い足裏だけで接地するため、肌が擦れる場面は比較的少なくなります。うねりがあり風が入るようなハードコンディションでは、ボードにぶつけたり擦ることもあります。

検証を重ねる中で気づいたことがあります。
はじめのころは私もよく擦ったり滑ったりしていましたが、検証を重ねスキルが上がると共に滑ることがなくなりました。

もちろん、サイズもあり風が入るようなハードコンディションでは、ボードがぶつかり擦ることもあります。

ワックスのグリップに頼っていたとこが、足裏をきちんと接地させて荷重させるようになり全体のスキルが上がったのです。

すべてのサーフィンに向いているわけではありません

ショートボードでワイプアウトしている様子

そのような経験からNativeGrip6はすべてのスタイルに最適とは言えません。

例えば:
・コンペティター全般
・足先の一部を使わないといけないような繊細なボードコントロール
・ショートボード
・垂直方向へのグリップ力がほしい方
こうしたサーフィンでは、ワックスの方が適している場合もあります。

その場合は無理に使わず、ワックスを使うのが良いと思います。

そして性質上、足裏以外の肌で直接使用するのは、肌へのダメージが懸念されます。これはソフトボードなどにあるワックスレスの表面同様、グリップ力がある分肌へのダメージは多少あります。少なくともラッシュガードなどの着用しての使用をおすすめいたします。

SUPサーフィンをもっと気軽にする道具

SUPボードと海

NativeGrip6を使い続けている理由はシンプルです。
SUPサーフィンの準備がとても楽になるからです。

・思い立ったらすぐ海に入れる
・ワックスを気にしなくていい
・ボードが汚れない
・いつでも同じグリップ感
SUPサーフィンのハードルがかなり下がります。

そして、私の持っているもので最長のものは、7年は同じNativeGripを使用しておりまだまだ現役です。結果、経済的です。他のものもまだまだ使える状態ですが、検証のために貼り替えを行っているだけで、そのまま使えるものばかりです。

今も改良を続けています

大量のNativeGripの試作品

現在も、グリップ力を担保したまま肌触りを改善できないかと検証を続けています。

NativeGrip6は完成形ではなく、海で使いながら進化していくプロダクトです。

NativeGrip6 商品ページはこちら

よくある質問

Q.技術などではない状況で、滑りました。今までは滑ってないような状況です。

A.要因は様々あります。

貼りたて/長年掃除せず使用している
貼りたて直後は、製造過程でかすかに油分がのり滑りやすくなっている可能性があります。また同様に長年掃除せずに使用していて滑るようになってきた場合は、皮脂や日焼け止め、保湿クリームなどが積み重ねで表面に付着していて滑りやすくなっている場合もあります。使用前に中性洗剤とブラシを使い洗浄してみてください。また、ワックスによりますが、ワックスを塗ると逆に滑りやすい状況も確認できています。おそらくNativeGripの凸凹が埋まることでグリップ力が失われているのではないかという仮説です。

足裏の皮脂
はじめのうちは足裏の皮脂などで滑ることがあります。しばらくすると足裏の皮脂が落ち、滑らなくなりますが、気になる場合は、海に入る前に砂などでよく足裏を擦ってから楽しんでください。

まとめ

  • サーフボードの滑り止めには、ワックスやデッキパッドの他にも滑り止めシートがある
  • 立漕屋の滑り止めシートNativeGripはSUPサーフィンに向いている
  • 様々な環境でテストと試行錯誤を重ねながら、今も進化を続けている
  • 見た目損ねずグリップ力を維持したい人には最適
  • 準備がとても楽ですぐにテイクオフ可能
  • これからも改良を続け進化していくプロダクト