Q「顔の一部がかゆくなったとき、どうすればいいですか?」- MOANATUREシーボタニカル美容液+UV

※健康な肌を前提とした内容です。症状がひどい場合や皮膚疾患がある場合は医療機関へご相談を。
新しいアイテムを使ったらかゆみが出た。そんなときの判断と対処法
このようなご相談をいただきました。
「新しく使い始めたスキンケアアイテムで、なんとなく頬の一部がかゆくなった気がします…」
「ピリピリではないけど、ちょっとムズムズするような…使わないほうがいいですか?」
スキンケアを変えたときに出てくる「かゆみ」は、誰にでも起こる可能性があります。
この記事では、健康な肌を前提として「部分的、一時的なかゆみ」を感じたときの見極め方や対応についてご紹介します。
塗布した部分すべてが赤くなっていたり、痒かったりする場合などは直ちに使用を中止し、医師の指示にしたがってください。
「かゆみ=すぐにアレルギー反応」とは限らない
かゆみが出たからといって、すぐに「アレルギー反応」や「製品が合わなかった」と判断するのは早計です。
かゆみの原因には以下のような多くの要因が関わっています:
・肌の乾燥による一時的な刺激反応
・季節の変わり目によるバリア機能のゆらぎ
・摩擦やこすりすぎ、洗顔のしすぎ
・花粉やホコリ、汗など外的刺激が残っている状態
・生活習慣の乱れや睡眠不足、ホルモンバランスの影響
つまり、スキンケア製品そのもの以外にも、さまざまな要因が複合して“かゆみ”として現れることが多いのです。
紫外線吸収剤はアレルギーを起こしやすい?
「紫外線吸収剤=アレルギーの原因」というイメージを持たれている方もいますが、 実際には、紫外線吸収剤によるアレルギー反応は稀であり、
・肌のバリア機能が低下していた
・強くこすっていた
・他の成分との相互作用が起きていた
などの要因が重なって起こるケースが多いです。
実際、紫外線吸収剤は非常に広く使われており、安全性を確保したうえで配合されています。
“かゆみ=吸収剤が悪い”という単純な図式ではなく、肌の状態や使用環境をふくめて判断することが大切です。
メディカルに頼るべきか? 見極めポイント
以下のような症状がある場合は、早めに皮膚科に相談をおすすめします:
・赤みが24時間以上続く
・強いかゆみで眠れないほどつらい
・水ぶくれ・皮むけ・じゅくじゅくとした炎症がある
・使用を中止しても症状が悪化していく
・塗布した部分すべてもしくは全体的に赤い、かゆい
一方で、
・ムズムズする程度の軽いかゆみ
・数時間〜1日でおさまる
・特定の場所だけが違和感のある状態
・蚊にさされたような膨らみ、かゆみ
といった場合は、まずセルフケアでの様子見も可能です。
セルフケアでできる対処法
① 冷やして落ち着かせる
赤みやかゆみがある場合は、冷たいタオルや保冷剤をガーゼに包んで軽く当ててみてください。
※冷却材を直接肌に当てるのはNGです。
② その部分の使用を一度お休みする
かゆみを感じた部分への使用を数日間控え、肌の様子を観察してみましょう。 この間は、シンプルで低刺激なスキンケア(化粧水・保湿)に絞るのが安心です。
③ 掻かない・こすらない
かゆみがあるとつい触ってしまいがちですが、摩擦で肌バリアが壊れて悪化する可能性があります。 トントンと優しく押さえる、深呼吸して我慢するなどの対策を。
④ 保湿は控えすぎない
「肌が荒れてるから何も塗らない方がいい?」という声もありますが、乾燥はかゆみの大敵。 シンプルな化粧水+保湿剤で、水分と油分を補うことはむしろ効果的です。
再開するときのステップ
・まずは“顔の一部だけ”に少量を塗ってテスト
・夜など、肌の負担が少ない時間帯に
・異常がなければ、少しずつ範囲を広げて再開
肌の調子は日によって違うからこそ、「少しずつ戻す」ことが安心につながります。
モアナチュレを含む“吸収剤使用製品”との向き合い方
たとえばモアナチュレのように、紫外線吸収剤を用いて高いSPF・PA値と使用感を両立させている製品もあります。
肌の調子が良いときは問題なく使えていても、
・季節の変わり目
・ストレスがたまっているとき
・寝不足などの体調の変化
によって、急に“違和感”を感じることもあります。
そんなときは、無理をせず、肌を一度“リセット”してから再開することをおすすめします。
まとめ
- かゆみが出ても、すぐにアレルギー・不適合と決めつけない
- 紫外線吸収剤による反応は少ないが、肌の状態や環境が影響することも
- セルフケアで落ち着くケースも多いため、冷静に見極めを
- 医療機関の受診が必要な症状もあるため、判断ポイントをチェック
- 再開は少しずつ、肌の声を聞きながら